伯楽(はくらく)?

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

本の初稿の執筆が終わったので、入会を検討されている方の体験授業を行っていました。体験授業では、はじめに進路についてのコンサルティングを行い、次に国語力チェックとその伸ばし方についてのアドバイスを行います。進路相談は、受験校を決めるということもあるのですが、将来的な才能の伸ばし方を考えた長期的な視点からどう取り組むかというようなお話をしています。

すぐに入会を決められた生徒さんたちの特徴を考えていて、

千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず

ということわざを思い出しました。

名馬の才能を名馬と見抜く人がいなければ、並みの馬と同じに扱われて、並みの馬としての生涯を送ることになるので、才能を見抜く人が必要だ、というような意味です。

子供たちをみていると、多分、才能がある人というのは、たくさんいるけれど、それにふさわしい教育を受けていないという印象を受けます。「天は二物を与えず」と言いますが、逆に言うと、大抵の人は「一物=一つの優れた才能」を持っているということです。なので、その子にあった学校とだとか、受験戦略だとか、国語への取り組み方などを提案しているのです。

でも、子供は世間を知らないので、「自分を才能を伸ばしたい」という表現が、「中学受験してみる」だったりするのです。多分、このまま公立中学に進学しても、何かうまく行かないという予感がしているのでしょう。その立場が受け身なのは、飼育されている馬と同じなのです。(失礼!)

首都圏にはたくさんの私立中学があるので、その才能を伸ばす学校に入るようにすればいいのです。それが運命の学校なので、案外入試はうまく行くものなのです。自分でもよくわかっていない時は、「国語を勉強すれば、君は大金持ちになれるよ。」とアドバイスして、やる気になってもらったりもします。

何を見ているのかというと、伯楽は「気」を見ていたのではないかと思われる節があります。オーラが目に見えていいたのかも知れませんが、私はそこまでの能力はないので、お話も聞いた上で、芯の強さを感じる部分というのか、そういうことの経験値で判断しているのではと思っています。国語力の強いところ弱いところ、そういうのはみんなバラバラですが、でも、その子の性格にあっていて、その学校に行けば開運?するだろうというような判断をしているのです。

だから、お勧めの学校というのは、その子によってまったく変わります。偏差値上だとか下だとか、学校のブランド力にこだわっていて、お子さんにもなんとなく個性を感じられないご家庭とは、あまり話が合わなかったような気がします。少し変わった国語塾です。

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