語彙がなくてもリカバリーする方法

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

国語の語彙が乏しい生徒さんは、語彙の問題に苦戦します。語彙というのは、普段から言葉への興味があれば、雪だるま式に増えていくものなのですが、そうでなければ、いくら学年が上がっても増えるというものではありません。たとえ高校生であっても、小学生レベルの語彙が乏しい生徒さんはたくさんいます。

言葉のセンスが乏しくて語彙が増えないというのは、理系の才能が豊かなお子さんに、よく見られます。そうしたお子さんは、物事の成り立ちや仕組みなどには、センスが高いのです。けれども、女子の場合は、いわゆる理系に強い学校というのも国語が難しいのです。だから、そこをリカバリーしてあげなければ、理系に弱い中堅女子高に進学して、満足な教育を受けられないということにもなりかねません。

語彙を増やす方法というのは、ドリルやその取り組み方などで紹介してきましたが、テストの時にわからなかった時のリカバリー方法は、最終手段です。あまりにも得点できてしまうので、始めからこの方法は使わないでください。

語彙の問題はほとんどの場合、4択で出題されます。そして、文脈から考えて明らかに間違いである二つを消すことができます。これは、どんな学校であっても、ほぼ例外がないぐらいそうした構造になっています。あまりにも単純な問題形式なので、問題のつくりが甘いのでしょうか。そして、空欄にその選択肢を当てはめて、通読してみるのです。どんなに言葉のセンスが悪くても、違う選択肢を入れると違和感を感じるので、消去法で正解を選ぶことができます。

ここで、二つの選択肢をを消去するのは、空欄補充の手間を減らすためと、集中力を高めるためです。これが、順番に4つを見ていくのであると、2つを見ていくのにくらべて、2倍ではなく4倍の労力が必要になります。集中力は、二分の一の掛け算に比例していくからです。空欄補充して文脈を読み直すのは、30秒ぐらいの時間が必要です。4つ全部をやると、それだけで、1分の時間をロスしてしまいます。必ず消去法と合わせて行ってください。

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