言葉の意味の二大構成要素

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

慶應湘南藤沢中学の語彙問題の対策を考えていて、改めて気付いたことがあります。それは、言葉の意味は、和語の場合、音(おん)で成り立っているということです。

慶應湘南の漢字の問題は、対策がし辛いです。単純なパターン問題(同音異義、四字熟語など)をはずしてくるためです。しかし、詩を出題するぐらいなので、言葉の持つイメージ性については、言語感覚が鋭い先生が出題されているのです。そして、言葉のイメージが何で構成されているかというと、それは、漢字という古代中国という外来語の持っている抽象的な意味と、和語が持っている音の二つなのです。

この学校は、この和語の音が持っているイメージ性を、正確に受け取っているかということを、形を変えて何回も問いかけてきます。それは、言葉への感覚がきちんと育成されていれば、自然とできることなので、ある意味ごまかしが効かない良問だといえます。

そこが足りていなかったら、本末転倒という嫌いもありますが、メニューを考えて訓練しておいて、言葉のアンテナを高くするというのも必要なことなのではないでしょうか。

]]>

体験授業・個別相談の申込はこちら
体験授業・個別相談の申込はこちら