知っておきたい中学受験国語の問題点

こんにちは。 国語力アップの直井です。

中学受験の国語学習には、

背景として気をつけておきたいポイントが3つあります。

一つは、塾で使っているテキストとカリキュラムが、

往々にして読解力の練習用にしては、難しすぎるという点。

塾の先生の力量やその塾の方針によっては、相応しいものが採用されるのでしょうが、

カリキュラムが固定していて、先生の実力が伴わない場合、

先生がただ答えを口頭で伝えて、生徒さんはそれを写すだけというような

授業すらみたことがあります。(それを不思議に思わない保護者もどうかと思うのですが。)

国語はうまく教えられないという先生が多いのですが、

なんとか読解力のつけられる良い先生を見つけたいものです。

二つ目は、テストで序列をつけるために、難しすぎるテスト問題が使われて、

復習による学習すら無意味になりやすいという点。

同じ四谷大塚のカリキュラムを採用しても、四谷の週例テストは使わずに、

基礎的なテストを隔週で採用するような塾もあります。

テストはしっかり復習しないとほとんど学習上の意味をなさないので、

合不合などの大きい判定もの以外は、実力に見合ったものを受ける必要があります。

三つ目は、学校によって、出題される問題に特色があるという点。

中位校であっても、女子校や共学校では、

上位校に劣らない難度のものが出題されていることがあります。

実際に過去問をやってみると、相性というものがあります。

学校によっては、知識問題は漢字しか出題されない、というような特色もあって、

場合によっては、細部にわたるジャンル(詩や記録文など)や知識(文法や慣用句など)の学習が、

ほとんど意味をなさないということもあります。

国語の出題内容は、学校が求めている生徒像を反映しています。

面接が嫌われ、学校側が、採用したい生徒をフィルターにかけられないという状況で、

唯一国語のテストだけが、そうした役割を担っています。

受験する側も、国語の過去問題と校風は早めにチェックして、

上手に受験校の選択と学習対策を行うのが、得策です。

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