100字を5分で覚える暗唱法

きりんの先祖はくらす場所を、森から草げんにかえました。(27字)草を食べる動物がみはらしのいい草げんでくらしていると、ライオンなどのてきに見つかりやすくなってしまいます。(53字)てきから身を守るためには、速く走ってにげたり、からだが大きくなければなりません。(40字)そこで、きりんの先祖は足が長く、大きな体へと進化しました。(29字)(全文149字)  
    この文章を一回で覚えようとする時には、句点「。」で切れた一文ごとに覚えるのではなく、一度読んだ上で文章を見ずに復唱できる長さで、文を区切って覚えていきます。最初の一文は27字で少し長い感じもしますが、簡単に復唱することができます。20~30字ぐらいが短期記憶で覚えられる、ちょうど良い長さです。次の53字と40字の文は読点「、」で区切り、二つに分けて覚えると適した長さになります。 覚える時には二~三回、文を見ないで声に出して繰り返します。読点で区切った場合は、文をつなげて一度通して暗唱します。こうして全部の文を覚えたら、全体を通して暗唱します。これにかかる時間は五分程度です。 次の日には、前に覚えた文章を暗唱してから、次の100字ぐらいの文を覚えるようにします。短期記憶を長期記憶にするためには、繰り返すことがとても大事。繰り返された記憶は、忘れてはいけない大事な記憶だと脳が判断するためです。もし、次の日になって忘れているようであれば、長さや回数を工夫してみてください。夜寝る前に覚えると、寝ている時に記憶が整理されるので覚えやすくなります。 こうした暗唱の力は学年が低いほど強く、5~6年生になるとだんだん弱くなってきます。結論的には4年生ぐらいまでに向いている学習方法です。無理に覚えると長続きしないので、お子さんが自分で楽しめる文章を選んで、通して覚えたら大人が聞いてあげる学習習慣にしてください。   自由が丘の塾 直井メソッド国語専門塾]]>

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