大学入試改革にも対応できる「国語マスターカリキュラム」

  • 大学入試改革が4年繰り延べられ、2024年度実施とされました。新しい試験制度で大学受験を迎えるのは現在の小4からになります。改革がここまで困難なのは、センター試験に代わる基礎テストに追加される、発展テストの実施方法が模索段階であるためと思われます。
  • 文科省が目指しているのは、「思考力・判断力・知識の活用力(クリティカル・シンキング等)を問う新たな共通テストの開発です。」(「大学改革実行プラン」2015年6月より引用)
  • 大学の入試制度と学習内容が、社会人として必要とされる能力と乖離(かいり)している現状を是正するのが、今回の大学改革の趣旨です。社会で必要とされているのは、「主体的に学び考え、どんな状況にも対応できる人材」です。一言でいうと、問題解決能力にすぐれた人物です。
  • 現代社会は、工業生産が全盛期だった頃(20世紀ぐらいまで)と違い、社会が複雑で、問題解決能力が低いと生産性が上がりません。先進国中でも、特に日本のホワイトカラーの生産性の低さが問題になっていますが、根本的な原因は一律的な価値観・行動パターンから抜け出すことが出来ていないことにあります。また、生産的な思考力のベースとなる、論理思考・抽象思考をトレーニングする国語教育システムが不在だということが、それ以前の原因となっています。
  • 現状、企業としては、欲しい人材を大学が育成していないので、採用試験になると必死にこうした学生を選別して採用することになります。「入試改革があっても良い大学に入れるから」という目先の利益より、お子様が社会で活躍するためには、「今、国語力を身に付けて上げることが重要」という発想で臨みたいものです。そのために、8年がかりで国語マスターカリキュラムの教材とメソッドを創って来ました。今年の東大の世界ランクは一気に下がりました。あまり官をあてにせず、より良い教育を与えて参りましょう。
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