前回、
文章力がある人は、
文章を書く経験をたくさん積んで
読書をたくさんしている
ということを書きました。
では、
文章力に自信がなくて、
あまり書いたこともなければ、
読書もしていない
という人で、
文章を上手に書きたい
という人への即効薬
は、ないのでしょうか。
私が前提としているのは、
毎日、新聞が読めるぐらいの
読解力と読む習慣がある
ということで、
毎日、ブログに3ヶ月間、
思ったことを言語化する
という練習をした
という条件で、
本当に書きたい文章がある
けれど上手に書けない
という場合です。
その場合、
私の知っている中で、最もよい方法は、
お手本となる文章を音読して暗記する
ということです。
たくさん本を読んでいる人は、
文章の持っているあらゆるフレームが頭に入っています。
だから、特徴のある文章をみたり、
こういう風に書きましょう
と指導されたときに、
その通りに書くことができます。
でも、「書く経験」を積んでいない人、
そもそも読書量が少ない人
には、そのフレームがありません。
また、文章には、
フレームだけでなく、
感情のながれや、表現、
論理展開
など、
様々な要因があって、
真似をすることが難しいのです。
しかし、自分の中に記憶として残るまで
暗記してしまえば、
擬似的に「書く」ことができます。
どのぐらいやればという量の
保障はありませんが、
暗記に必要な回数は、音読60回
一回の音読にかけていい時間は10分
です。
これは、経験的に確かな数字なので、
目安にしてみてください。
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