昨日、他塾の先生とお話していて、
国語の「読解」って、
本当に必要な「読書法」みたいなものに、
つながっていないのではないか、
ということが、話題になりました。
指示語の差しているものを探す作業をしたり、
難しい文章について、細かい内容が読み取れているか、
ということで正誤を問われるのが、
いわゆる国語の「読解」です。
大量の情報を取捨選択して、
有用な情報を抽出する、
というようなことを、
塾や学校で教えてもらう機会は、
ほとんどありません。
また、本一冊を読み通して、
そこに何が書いてあったか、把握することもありません。
いわゆる読書感想文の目的が、一部それにあたるのですが、
多くの生徒さんは、あらすじに相当することも、
書き出すことができません。
あまりにも読み取りができていないので、
スクーリングで、最初にやってもらった作業は、
読解シートを使った、筋の書き出しでした。
筋を把握することで、心情の把握もきちんとでき、
有意義な読書感想文になったのです。
作文と並行して、
いろいろな読解指導方法をやってきましたが、
それを系統立てる方向で検討しています。
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