今、国語教室の他に、教材を作った関係で、
夢を明確にしてビジネスにするWEBセミナーのアシスタントをしています。
その中に、18~22才の価値観を明確にする作業があるのですが、
「お父さんに勝てそうもない」という思いで
ある仕事を諦めたという話がありました。
これは、回答というより、考え方のアドバイスです。
男性は、自分をお父さんと比べるので、きつい面がありますね。 わたし自身は、今の仕事をやっているうちに、 父を超えられそうな気がしてきました。 でも、それは、競争心というより、愛情ですね。 「叶わぬ夢を継いで行く」みたいな。
(アシスタントOさんより)
>これ見て思い出しました。 >子供の頃から父親に >「藍(あい)より青く」 >とず~っと言われ続けてきました。 >藍染の青は、もともとの藍(=原料)の青より濃い青になる
>=父親を越えなさい >と。
エディプスコンプレックスという心理学用語があって、
男の子はお父さんに対する競争心が自己形成の大きな柱となる
という理解があります。
お母さんの愛情を奪い合う父と子の葛藤というのが、基本概念です。
でも、「藍より青く」と言われていたOさんのお父さんは、
「父を超える」ことを、父親から子への愛情として伝えています。
じっくり青の色味を濃くしていくという成長の仕方には、
お父さんとの葛藤の影はありません。
親から子へ、子からまた孫へと伝え、高められて行く才能は、
藍より青くなっていく。
そんな風に親子の関係を見つめてみると、
自分の親たち、祖先にも、
子どもたち、そしてこれから生まれるであろう子どもたちにも
いろいろな葛藤を超えた強い絆を感じることができます。
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