つぎは、いよいよ紅ようを見に白ね山へむかいます。むねがわくわくしてきました。どうしてかというと、きれいな紅ようを見るのがすきだからです。白ね山の上に上がっていくにつれて、だんだんはっぱのいろが、あかや、きいろや、だいだいの、あでやかないろになってきました。
「きれいないろだあ。」
と、ぼくがいいました。
「ほんと、きれいだね。」
とお父さんもお母さんも言いました。
さらに山ちょうに近づいて、
「あっ、山ちょうに木がはえていない。なぜだろう。」
と、ぼくがふしぎがっていると、
「しらべにいこうよ。」
と、おとうさんが言いました。そして、ぼくたちは、ちゅう車じょうに車をとめて、山ちょうまでのゆうほどうを10ぷんほどのぼっていきました。
「わあ。なんだこりゃ。み、みずうみが、みたこともないいろだなぁ。」 と、ぼくが言うと、 「コバルトブルーで、しんぴてきだね。」 と、お母さんが言いました。 「お父さん、これ、なんていう名まえ?」 と、ぼくがきくと、 「カルデラ湖というんだよ。ゆがまとも言うよ。きれいだね。」 と、お父さんが言いました。
「山ちょうの土のいろは、なぜ黒や、だいだいや、しろなの?」 と、ぼくはふしぎに思ってお父さんにきいてみました。そうしたら、お父さんは、 「くろはてつで、だいだいはどうで、しろは石かいだよ。だから、木がはえないんだよ。もう一つのりゆうは、むかし火山がばくはつして、よう岩がながれたからというかんがえもあるよ。」 と、教えてくれました。 「ふーん。そうなんだ。それで木がはえていないんだ。しぜんはすごいなぁ。」 と、ぼくはなっとくしました。
山ちょうからけしきをながめていたら、となりにもみずうみがあったので、さんぽしてみることにしました。行ってみると、そこは国立公園でした。
「あっ、あそこにあかい木のみがある。きれいな色のおち葉もある。これ学校のリース作りにつかおう。」
と、ぼくがもってかえろうとすると、お母さんが、
「国立公園は、はっぱ1まいもちかえっちゃいけないんだよ。べつのところにさがしにいこう。」
と言ったので、ぼくは手にもっていたはっぱをおいて、
「うん、そうしよう。」
と、言いました。