こうようを見に(3)1年かいち/作品紹介

”地頭力”でハッピー子育て-もみじ  もうお昼だったので、おみせにむかうとちゅうでおち葉をひろうことにしました。山みちをはしる車の中からそとを見ていたら、まっかなもみじがあったので、おちばをひろいに行くことにしました。あかや、だいだいや、きいろの色とりどりのきれいなおちばをひろって車にもどり、本にはさんでおきました。

 くさつのまちにむかって山をくだっていくと、こうようを見にきている車や、こうじでみちがじゅうたいしていました。 「車がゆっくりすすんでいるから、こうようをじっくり見れて、うれしいな。」 と、ぼくは思いました。

「あら、もう1時はんをすぎたのね。おなかがぐうぐうなってきたわ。みんなもおなかがすいたんじゃない?」 とお母さんが、ぼくとお父さんにききました。 「あっ、そういえばむちゅうでこうようを見ていたら、おなかがすいているのをわすれてた。」 と、ぼくが言い、 「おなかとせなかがくっつくくらいはらぺこだよ。」 と、お父さんも思いだしたように言いました。

「くさつのまちに、おいしそうな手うちそばやさんをガイドブックでみつけたよ。そこでたべる?」 と、お母さんがていあんしました。 「それでいいよ。」 と、ぼくとお父さんがこたえました。それから10ぷんくらい車をはしらせたら、目あてのおみせにつきました。なかはまんせきだったので、ほんをよんでまつことにしました。それからしばらくしたら、せきにあんないされ、メニューをわたされました。

「てんぷらそばにするわ。みんなは、なににする?」 とお母さんが、ぼくとお父さんにききました。 「ぼくはざるそばにするよ。」 と言い、 「お父さんは、おおもりのざるそばがいいな。」 と、こたえました。 ”地頭力”でハッピー子育て-そば 「ああ、なんておいしいおそばなんでしょう。てんぷらもさくさくしてて、いいしょっかんだわ。」 と、お母さんがまんぞくげにいいました。 「おいしいね。わざわざさがしたかいがあったね。」 と、ぼくも言いました。 「ほんと、おいしいね。またたべにこようね。」 と、お父さんもうれしそうに言いました。 おなかがいっぱいになったので、ぼくは、 「ふあぁ。」 と、大きなあくびがでてきました。つづく

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