こんにちは。 国語力アップの直井です。
国語の読解指導をしていて、
これは本当に間違っていると思うこと
それは、多くの生徒さんが、
レベルに合わない問題を解かされている
ということです。
テニスに例えていうと、
初級者で、まだフォームもできていない人が、
ラリーのできる中級者とか上級者に、速いサーブを打ち込まれたり、
一発でリターンエースを決められたりして、
手も足も出ないという状況です。
そしてさらに、教えている塾でやっていることが、
ストレートで打ち返すのが難しい人に、
トップスピンをかけたり、ドロップショットで返したり、
というようなことを教えることだったりします。
テニススクールでこれをやったら、
すぐにつぶれてしまうと思いますが、
進学塾(ないし学校)では、
「偏差値」「試験にでる問題」というものさしによって、
こうした指導が正当化されています。
(だから、教えるスキルも上達しない…(苦笑))
手加減してラリーができるコーチだったら、
ラリーの楽しさを味わってもらいながら、
上級へと導けるのですが、
それも目の前の受験という状況によって、
相当な工夫が必要になります。
国語のテストは楽しい
というコペルニクス的転回を、生徒さんに味わってもらうために、
知恵をしぼっている日々が続いています。
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