国語のテストには、大まかに分けて、説明文と物語文の2種類がありますが、
物語文の出題に関しては、少しくせがあります。
国語のテストは、学校の面接代わり、
こういう生徒が欲しいというフィルターのような役割があります。
学校側としては、6年間も付き合う生徒さんなので、
本当は、面接で校風に合う生徒を入学させたいのが本音です。、
でも、それでは、手間や公平性などで問題が残ります。
以前は面接があったというような学校でも、年月とともに廃止になっています。
そこで、代用されているのが、国語のテストです。
これは、高校受験などより、余程そういうカラーが強いようです。
そのため、中堅校だからと言って、
必ずしもテストが易しくないのが、物語文の出題です。
気持ちを問うような問題は、共感性がなければ解けない仕組みがつくれます。
IQならぬEQで選びたいわけです。
EQが絡むような問題は、説明文と違って、訓練が難しいジャンルです。
生活経験が豊富であるか、たくさんの本を読んでいる必要があります。
対策が難しいので、問題が合わない学校に深入りすると、
入試で大きく失敗する可能性があります。
最上位校でもそうした傾向が見受けられることがありますが、
焼け石に水というか、国語の先生のささやかな抵抗といった感がします。
「成績がよい」というジャンルで活躍できるのは、あくまでIQが高い子だからです。
なので、国語に関しては、
早いうちに問題との相性を見極めることを、お勧めしています。
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