あるお子さんは、私立中学に入学してから、
算数がすっかりわからなくなりました。
作文だけをみていても、
右脳から左脳優位になるタイミングには、
かなり個人差があるようです。
中学に上がった頃、
まだ抽象的な思考力が育っていないのに、
代数が始まってしまったら、
やはりこんな風に混乱することになるのではないでしょうか。
私立中学の受験問題は、
学校の学習指導要領とは何の関係もありません。
３年間にも及ぶ受験勉強が終わった時点で、突然、
学習指導要領に基づいたカリキュラムがはじまってしまうのです。
ある若い男性は、
ぼくも中学受験をしたけれど、そんな風に中学に入ってから、
頭が混乱して、勉強ができなくなった覚えがあります。
と言っていました。
自分が受けた中学受験の弊害を感じている人は、
落ちこぼれのレッテルを貼られて、
声をあげられないと思います。
でも、この状況は、誰かが声をあげて、
変えていかないといけないのではないでしょうか。
