こんにちは。 【脳力さくぶん教室】の直井です。
教室で、作文指導をしている文章には、3つのジャンルがあります。
1.身の回りのできごとついて書く作文
(いわゆる「作文」と言われるもの)
2.意見文
論理的に意見を述べる文章、小論文
3.物語文
ショートショートぐらいの長さまでの小説風の文
作文のお手本やゴールを、賞の入選や、子ども新聞の投稿にすると、
求められたパターンを狙うものになりがちです。
ある程度、意図的に文章を書ける大人ならともかく、
「ここは、泣かせる」とか、「ここはウケる」とかいう書き方は、
精神が未発達の子どもたちに、
特定の価値観を植え付けることになりかねません。
そこで、脳力さくぶん教室では、お手本となる文章を、
学年相当かそれより易しい小説文にしています。
段々、上達してきたら、「です」「ます」を取り払って、
装飾的表現や描写的表現も練習してもらい、
そうした文章に近づくよう意識を変えてもらいます。
そこから、本当の意味で、文章を書く面白さに出会えます。
当たり前と言えば、当たり前のことですが、
作文を、一般的なお稽古事と同じレベルの文化としていくには、
必要なプロセスです。
(これは、1.の作文と、3、の物語文の場合で、
2.の小論文は短い説明的文章をお手本にしていて、
学習の狙いも違ってきます。)
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