普段から、あまり長くしゃべらないので、会話文が長くならないんです。
会話文を作りこんだ方がいいのでしょうか?
という質問をいただきました。
これは、私の考え方で、世間の常識とは違っているかもしれません。
コンクールや小学生新聞の入選作は、
作りこまれているものが多いです。
(すべてではありません。)
でも、あからさまに
入選を狙って書かれたとわかってしまう作文を、
小学生が書いている
ということに、とても違和感を感じてしまうのです。
Winner(勝利者)
とは、似て非なる
ウインナー(Wiener)
では、ないでしょうか。
文章を書くことの価値は、心の世界を豊にすることにあります。
入賞をねらって、誇大な感情表現をしたり、エピソードをひねりあげたり、
というのは、筋が違っています。
ノンフィクションで表現しきれない心の世界を表現するために、
フィクションである
物語
の世界があります。
先ほどの質問には、
会話が短いということがわかれば、
会話の周辺の表現で文章を豊かにすればいいです。
作りこむのは、物語文の練習でやりましょう。
と、お答えしました。
脳力さくぶん教室は、
課題に物語文がたくさんある
というところが、他の教室や通信教育と
かなり違っているところです。
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