こんにちは。 【脳力さくぶん教室】の直井です。
お稽古ごとには、習字やサッカー、ピアノや水泳などのお稽古がありますが、
字を書くというお稽古はあっても、文を書くというお稽古があまり一般的でないのは、
不思議なものです。
習字などでは、いろいろな書き方や流派のようなものがあって、
一つの文化として認められています。
サッカーや水泳やピアノに関しても、高度な文化があって、
そこにプロがいて、教える人がいます。
でも、文章に関して言えば、いろいろな本が、それこそ無数に出版されているけれど、
それは、文章というジャンルではなく、書かれた内容についてのジャンル分けです。
文章の書き方を教えるところも、たとえば入試のような何かの目的別であって、
文章を上達させること、それ自体が目的ではありません。
アマチュアが発表する場が、極端に少ないというのも、裾野がせまい原因です。
カルチャー教室で、文章教室のようなものが行われていると、
そこでは、習う必要もないぐらいのプロ顔負けの文章力の人たちが、
作品発表が目的で、集っているということです。
俳句などに関しては、句会がありますが、散文や小説ではそれがない。
また、政治や社会について自由な意見を考えるというようなことに関しては、
大学のレポート以外は、皆無と言っていいかもしれません。
文章の指導というのは、手間もかかれば、方法論が確立していない
というのが、大きな原因です。
これは、日本の教育が単に遅れているということでしかありません。
文章の指導という形でなくても、海外の学校では、「読解力」というジャンルで、
思考力の訓練がされています。
脳力さくぶん教室では、日常についての文章の他に、物語、意見など、
様々な文章を書く練習をしてもらっています。
コースやメソッドも、目的や力に応じて、取り組んでもらっています。
国語力がつく、思考力がつく、文章力がつく一石三鳥といえるお稽古です。
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