公立中高一貫校対策に効果的な参考書

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

今年の中学受験の生徒さんは、中堅校を目指していて、トップ校はチャレンジという方が多かったのですが、今教えている5年生はトップ校を目指していて夏休み前には、受験する全トップ校の過去問題まで全教科で対策が終わってしまいそうです。

そこで、暇になった場合に何をすれば良いかというお話です。

必ず「PISA型読解力」が育つ七つの授業改革―「読解表現力」と「クリティカル・リーディング」を…/有元 秀文
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日本の国語教育の難点は、国際的に通用しないことです。欧米の学校に留学しようとした場合、「自分の意見が言えない」「クリティカル・リーディングができない」ということは、大きなハンディキャップです。留学というと、TOEICの点数だけを考えがちですが、実はコミュニケーション文化の違いも同じように対策しないといけないのです。

ある私立中高一貫校で、TOEICの点数を上げてアメリカへ留学生をたくさん送り込もうとしたことがあるのですが、面接でほとんど落ちてしまったということでした。「リーダーシップがとれない」というのが、その理由だったそうです。

「リーダーシップを取る」ためには、自分の意見にまわりを巻き込むことが必要です。「自分の意見がしっかりある」「まわりの人を説得できる」ということは、基本的な前提です。こうした訓練が日常的に行われているのが、欧米での「国語」の授業なのです。

大学生になるまでずっと、ディベートの訓練を受けられないのが日本の教育なので、家庭でこうした本を参考にして、子供たちのコミュニケーション力を向上させることが、国際的に通用するメンタリィーと仕事力を養うために、とても大切なことです。

こうした教育は、日本の学校では行われていませんが、公立中高一貫校の試験は、国際基準であるPISAにまねて作っているので、この勉強をすることが効果的なのです。神奈川の公立中高一貫校には、ちょっと残念なところもありますが、東京の公立中高一貫校を受けられる人は、是非、受験の中に組み込んでみてください。

作文の対策で来ている生徒さんに聞いてみると、公立中高一貫校対策の塾では、あまり効果的な勉強ができていないみたいです。塾の先生もこうした教育は受けていないからなのでしょう。受験する人は、私に相談してください。

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