リチャード・コッチの80対20の法則、 生活実感と付き合わせると、つくづく現実的な法則だと思います。
かいつまんでいうと、すべての集団は、
20:80=1:4 の割合で、
優秀な集団とそれ以外の集団に分離するという法則です。
子どもの進学で気をつけなくてはいけないのは、
やっとの思いで難関校に合格したそのあとです。
たとえば、中学受験で偏差値65の学校に合格するとか、
大学で東大、早慶などの一流大学に合格するとします。
そこに合格すること自体は、
受験者100人中1人=1/100の確率だったりするのですが、
進学して集団になると、その中で階層が発生します。
つまり、勝つこと(=優秀な成績)がモチベーションで、進学をすると、
学校という集団に入ったとたん、8割の人が自動的に下位層に入ってしまうため、
大きな挫折感を持ってしまうのです。
東大のように、自分の学力に絶大な自信を持っている人の集団だと、
このマイナス面は、かなり強くでてしまうように感じます。
官公庁や、一流企業などでも、同じようなことが発生します。
これを回避するためには、ちがう価値観を自分の中に築いて、
ちがう母集団の中の2割の上位層に入る必要があります。
進学の目的、就職の目的は、複眼的に考えることが、
無駄な挫折感でモチベーションを落とさないために必要なサバイバル術です。
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