今回、ストラクチャー・リーディング読解講座の体験に来ていただいて、
塾のテキストを見せていただきました。
すると、ほとんどのお子さんが、テキストの内容が把握できていないことが、
設問の解答や書き込み具合からわかりました。
つまり、塾では難しすぎるテキストやテストを使っているから、
読解のやり方を教わっていないというと相まって、
読解を難しくしているのです。
去年からスタートした現6年の生徒さんは、
かなり短めの文のテキストを一冊やりきりましたが
塾で取り組んでいるテストの文章は、難しすぎて、一緒に読解するのがやっとでした。
それでも、中堅校の過去問題を、この時期5割も得点できて、
その塾の中ではトップの成績になったそうです。
体験に来ていただいた中で、塾のテキストをそのまま読解練習に使えそうなのは、
6~4年生の生徒さんの中で、4年生の方だけでした。
4年生だとまだ、テキストの難度にすぐに追いつけます。
読解ができてから、塾で設問を解いた方が、より身に付くので
できればそうしてもらっています。
入試問題に合わせて、塾のテキストの難度が上がっていくのですが、
受験のときに6割取れれば合格という難しさが、
そのまま下に下がっているので、
こんな風に、読解用として使うことが難しいのです。
中学受験のカリキュラムというのは、やっかいなものです。
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