こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。
作文を習っていた生徒さんのお母さんから、「中学受験をした方がよいか。」という相談を受けました。私の答えは、「したほうが良い。」です。教育資金が心配なら、国立大学附属を受ければ良いのです。
これは、神奈川県という地方性もあるのですが、公立高校の受験が内申点重視のため、(体育、芸術系などもふくめた全教科が対象です。)中学受験にくらべて、どうしても学力形成が低めになってしまうのです。それに、受験をしないと、今の小学校のカリキュラムでは、小学5~6年生という知力が伸び盛りで、反抗期前という勉強の黄金期を、むざむざ遊ばせることになってしまうからです。
そして、その生徒さんが女の子なので、さらに迷うのかもしれませんが、それは逆で、女性こそ高学歴のメリットが大きいのです。
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上流社会の対義語として、下流社会という言葉が作られていますが、それは、構造改革後の日本社会の階層の二極化を象徴した言葉です。階層というとわかりにくいですが、年収のことです。そして、この本では、かなりきちんとした統計で実証されているのが、女性の「上流」というのは、学歴との相関が男性よりも強いということです。高学歴・高収入の男性と結婚できるのは、高学歴・高収入の女性なのです。つまり、玉の輿というのは、これから益々少なくなっていくということです。
中学受験の勉強をして一流大学に進学すればお金持ちになれるからという理由では、身も蓋もないのですが、大人が現実を示して上げなければ、子どもは想像の世界でさ迷ってしまうだけです。
私が学生時代の時は、短大卒の方が幸せな結婚ができるという時代でしたが、今、すべてを手に出来るのは、高学歴の女性なのです。勉強も楽しめて、お金持ちになれる生き方というのは、悪くないと思うのですが。
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