以前教えていた塾で、
テストの成績やドリルは非常に点数がいいのに、
作文や記述式の問題は極端に苦手というケースがありました。
記述式といっても、ごく身近なできごとについてのべるだけのもので、
国語力がつく良問なのですが、答えが限定されない性質のものです。
そうした子は、いくらレベルを下げても、書くことが苦痛になるのですね。
○×で点数がつかないために、こわがって泣く子も経験したことがあります。
1~2年生の話です。
幼児期の取り組みとして、モンテソーリやギルフォード式などをやっている場合は、
問題がないと思うのですが、
プリント学習に熱中しすぎて点数で評価されることに慣れると、
本来右脳が活発なはずな年齢なのに、すでに拡散思考ができない、
という状態になってしまうのですね。
こうなると作文を書いてもらうことは、至難の業なので、
絵日記などを自由に家庭で書いて、それをほめてもらうという形で、
リハビリするしかないのではと思います。
プリントができると、結果が目に見えるのでつい熱中してしまいますが、
他のことでもほめてあげられる余裕を持ちたいですね。
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