暗唱によって、短期記憶を長期記憶にする方法

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

「語彙力アップ1300」への取り組みで、暗唱をやるようにと書きましたが、くわしく書いた記事がなかったので、説明しますね。

脳は「忘れる」ようにできているので、脳のメカニズムに沿って暗記をしなければ、覚える端から忘れるような仕組みになっています。この仕組みがないと、脳は記憶でパンパンになってしまうからです。 では、覚えたいことはどうすればよいかというと、「音読」して「黙読」の3倍の効率で、頭に叩き込みます。文章は読点で区切られていますが、その一つの区切りまでなら、すぐに復誦することができあます。例えば先ほどのぶんしょうなら、

1. 脳は「忘れる」ようにできているので、

2. 脳のメカニズムに沿って暗記をしなければ、

3. 覚える端から忘れるような仕組みになっています。

この区切りで2~3回声に出して繰り返し、順番に復誦して、句点(文末)まで来たら、通して暗唱して覚えて行きます。

1300の例文でいうと

「盆栽の良さが分かるとは、君はなかなか目が高い。」だと、二つにわけます。

「自分の意見を率直に伝える。」は、わけません。

これを夜やって、朝、下の段のドリルを書きこむのです。

脳の仕組みは、

1. 夜の間に記憶が定着する。

2.なるべく短い期間(5時間以内が理想)しか置かないで復習することで、それは「生きる上で必要な情報」だと脳の海馬が判断し、長期記憶へと転化される。

という風になっているからです。

こういう風に、暗記事項を覚えていくと、忘れては覚えるという泥沼から抜け出すことができます。

語彙が増えると、知らない言葉があることが気持ち悪くなってくるので、知らない言葉は調べてさらに語彙が増えるという好循環が生まれます。

]]>

体験授業・個別相談の申込はこちら
体験授業・個別相談の申込はこちら