止め、はね、はらいの指定

こんにちは。作文・読解プロコーチの直井明子です。

中学受験では多くの学校で、1割ぐらいの比重で漢字の問題が出題されます。実際に漢字を書かないで記号式で答えることもありますが、記述式で止め、はね、はらいまで採点する学校もあります。ある女子高では、厳しく採点するということでしたが、正しく書けない生徒さんは10点全部を落としてしまうわけなので、大変です。

では、止め、はね、はらいをきちんと書くにはどうしたらいいのか。

1.シャープペンをやめて、やわらかい2Bなどの鉛筆をつかいます。

2.鉛筆を正しくもって、指の動かし方を練習します。

  どうしてもうまく持てないときは、三角鉛筆や補助器具を使います。

3.なぞって書ける漢字練習帳で、部首が正確に書けるように練習します。

  ひらがなは以外に難しいので、これもやります。

そもそも半分以上の生徒さんは、鉛筆の持ち方が間違っています。でも、これをご家庭で指導していく気持ちがないと、私の方だけで直すことはできません。トレーニングのやり方は教えられますが、継続は難しいのです。一時的に習慣になっても、すぐに戻ってしまいます。国語のトレーニングだけでも大変なのに、授業中に鉛筆の持ち方をチェックされるのは、生徒さんにとっても苦痛なのです。

でも、生涯、字が速くきれいに書けるかどうかの分かれ目ですから、受験をきっかけにして、2~3ヵ月の間、鉛筆の持ち方を直してみるのも良いのではないでしょうか。

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