算数の文章題が読解できないときに

こんにちは。作文･読解プロコーチの直井明子です。

国語と一見関係なさそうですが、算数の文章題というのも、読解が必要なジャンルです。国語の文章が精読できる生徒さんは、算数の文章題も正確に読めるので、算数の成績も良いのです。文章を整理して式に置き換えられれば、あとは手順を追って計算すれば正解になるのが、多くの算数の問題だからです。

国語の文章は、「～は、～である。」という一つの主文を、他の文章が説明していく構造になっていますが、算数の場合はこの流れが逆で、具体的な文章、たとえば「みかんが3個とりんごが3個あります。あわせて何個ですか。」という文章を、「３」「３」「+」「＝」という順番で抽象化し、「３＋３＝」と数式になるように並べ変えていきます。意外に高度な作業なのです。

文章題がうまくできないときは、易しいものから練習して行って、この流れをマスターすることが大切です。

シンプルに文章題の読解練習をするときに、ぴったりの本を見つけました。