詩や俳句・短歌の読解は、
季語や表現の分類などを押えるのは、もちろんですが、
その詩句が表している情景が、
イメージできるかどうかが命です。
(場面と言わず情景と言っているのは、
詩句の場合は、ほとんど心情風景を扱っているためです。)
詩がもともと好きな人は、
こうした詩句からイメージを汲み取るのが得意なわけですが、
イメージ力が弱い場合、
そもそも、詩句の良く描く自然の風景画わかりにくい場合、
直接、絵を見て勉強した方が、早道です。
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辞典もののまんがによる解説本は、たくさんありますが、
俳句を絵で解説したものは他に見たことがありません。
そもそも、詩句のイメージが正確に描けているのかということは、
チェックすることが難しいですが、
この本の絵をみると、
自分の描けているイメージが当たっているのかどうかが、
一目瞭然です。
本の内容は俳句だけになりますが、もちろん短歌や詩のイメージと共通しますので、
詩句からイメージをきちんと想起するという練習としてお勧めです。
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