高校受験修子先生の現代文攻略2600語―日本語単語・例文集/渡辺 修子
受験参考書(単語集)によって、
あたかも英単語を覚えるように、
人工的に語彙を増やしてしまおうという作戦です。
高校受験用の単語・文例集ですが、
中学受験の場合は、問題文のレベルがあまり変わらないので、
そのまま使うことができます。
小学生としての基礎的な語彙はあり、
こうした機械的な作業に達成感を感じられる
という大人びたお子さんにのみ、有効な対策です。
語彙というのには、感度の差があるようで、
知的であっても、語彙が乏しいということがあります。
かなり平易だと思われるような語彙でも
この単語集を見ながら確認してみると、
まったく知らないので、驚くことがあります。
普段から耳にしているはずで、
知っていて当然のような語彙でも
自分が言葉に興味が薄い場合は、
知識として入っていないようです。
その積み上げの差は大きいですが、
嘆いていても仕方がないので、
単語そのものに関心を向けてもらう他ありません。
始めは意味と文例を見て、
単語を覚えますが、
覚えられない場合は、文例の読み替えだけをやって、
先に進めます。
読み替えしてみても、文例を読んでも、
どうも言葉のイメージがピンとこない
という場合は、
無理をしないで、解説と文例を入れ替えて読むにとどめます。
(解説の言い換えの言葉なら理解できるので)
たとえ覚えていなくても、最低でも3~4回は読むことになるので、
日本語である以上、大体の意味はつかめるようになります。
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