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小学1年生ぐらいの子が足し算を計算するときに、よく指を使いますが、
10を超える数になると、足の指を使うわけにもいかず(笑)、
足し算の繰り上がり、引き算の繰り下がりが出ると、とても苦労します。
指を使わないで頭で計算するようにと、何とかシフトしてもらいたいと思っても、
一度指で数える癖がつくと、なかなか変えることができません。
小学生の間は、圧倒的に右脳が優位なので、(大人と比較してですが)
脳の使い方は大人と違うと考えて対策を考えた方が、いろいろな学習がうまく行きます。
学校では、おはじきなどで、量的なイメージ(右脳の分野)を習っているのですが、
おはじきがなくなると数えるイメージができないので、
指を数えて数字に置き換えているわけです。
そのため、足し算の繰り上がり、引き算の繰り下がりなどの、操作が入ると、
とたんに苦労します。
プリントでミスをチェックして、ミスがなくなるまで覚え続けるというのが、
一般的な学習方法です。
百玉そろばん も、玉が数の分だけあるという意味では、おはじきと同じです。
しかし、
1.玉にレールがあるので、数えやすい。
2.そろばんとちがって、特殊な計算テクニックが必要ない。
3. 5、10、100の数量的なイメージが、色彩と形状で視覚的に把握できる。
などの点で、
数のイメージを把握する上で、とても優位です。
そして、
繰り上がり、繰り下がりを勉強する上でも、
分割して合わせる、除くという操作によって、
イメージ的な学習ができます。
一度、指使いに慣れてしまうと、この概念の学習も大変になりますので、
始めからこれを使って、数のイメージをつくることがお勧めです。
足し算・引き算の学習のためだと、
5のところでの色分けは、基本的には必要ありません。
IKEAなどでも販売されていて、カラフルで楽しめるものがお勧めです。
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