わたしが教えている読解の方法は、
中学受験で国語がわからなくて困っている生徒さんを
見るに見かねて編み出した方法です。
相手が小学生のお子さんで、
読む必要があるのは大人向けの文章という状況なので、
少し説明すればわかるだろうというような、甘い見込みは通用しません。
いろいろな方法を実践で試しながら、再構築しました。
読解のエッセンスを抽出したので、
中学生以上のお子さんでも、すでにある程度読む力のある人でも、
さらに読解が得意になるはずです。
これをやると、論説文の文の構造が、面白いようにクリアになります。
ちょっとしたクイズを楽しんだ感覚が残ります。
この状態で、もう一度、本文を読んでもらいます。
すると、文の理解度が格段に高まります。
論理展開がわかっているので、葉っぱを見ながら、
木が葉っぱも枝も幹も、立体的に全部見えているという状態です。
この段階で、文章に書いてあることが、
血となり肉となり、教養として板についてきます。
つまり、
筆者のものの見方、考え方を自分のものにした
ということです。
そうすると類題は、
その価値観なり論理展開のフレームで処理できるので、
予測や意味を把握する速度が速くなり、
ますます読解が得意になるという好循環に入ります。
テストの点数が上がるだけでなく、
読解練習をやることの、本当のメリットがここにあります。
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