こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。
神奈川県の公立一貫校の合格発表が、昨日ありました。
神奈川県には公立中高一貫校は2校しかなく、続々と増設している東京都に対して、2校開設で終了ということです。学校の数自体が少ないので、今回、男子は5倍、女子は6倍という高倍率でした。適性検査と面接、内申で合否が決まるのですが、今年も、県内の模試ではトップクラスの成績を取っていたお子さんが不合格という話でした。模試の合否分布をみても、中位以上の成績の場合、合否と成績の相関がみられません。神奈川県の教育委員会は、他県と同じようにこの入学試験を「適性検査」というのをやめてはどうなのでしょうか。
神奈川県の公立中学は、高校受験が内申重視のため、驚くほど教育レベルが低いし、管理教育の弊害も馬鹿になりません。それに加えて、公立一貫校の増設もうやむやにする。学校の都合で合否を決める。しかも地方税は高い。幼稚園は全部私立。神奈川に住んでいる人は、東京に引っ越した方が良いとさえ思います。
幸い、私立の中高一貫校や、私立高校の受験には便利なところなので、教育を真剣に考えたら、そうした受験機会をもうけるのが家庭でできる自衛策です。公立一貫校の受験に関しては、作文力をつけて、算数などの基礎を固める目的で、合否を気にしないで受験するなら、その力で中学での勉強を余裕でこなせるようになるので、割り切った受験がお勧めです。
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