国語の成績があがらない大きな理由は、
実はテキストやテストの文意が読めていないことにあります。
多くの国語の授業では、テキストやテストの文章の解説をしますが、
それでわかったのでは、いつまで経っても本人に読める力がつきません。
私の読解指導は、現在個別で対面で行っていますが、
自分で文意を把握するトレーニングです。
説明文では、意味段落ごとの要旨と全体の構成を把握しながら読んでもらい、
小説文では、人物や場面の構成や心情の変化とその原因を押えながら読んでもらいます。
そうした読み方は、本を流し読みしているときとは、全く別の読み方ですが、
文意を正確に把握するための基本的な訓練です。
しかし…
説明文では、内容に興味がわかないために、集中できない。
小説文では、心情に入り込みすぎて、分析ができない。
というのが、教える以前のモチベーションの問題です。
その気もちはわからなくもないです。
わたしだって、好きでもないジャンルの音楽を聴かされたら、集中できないし、
好きな音楽だったら心酔してしまいます。
点数至上主義になってくれれば、
そこを押えて、読解の文章に集中できるはずですが、
精神年齢の低い小学生だと、なかなかそんな境地になれないようです。
男の子の精神年齢がぐっと上がるのが、
6年生の夏休みぐらいのことも多いです。
それまでは、教材の組み合わせを工夫したり、なだめすかして(笑)
正確に読む訓練をひたすら積んでもらいます。
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