教習所の先生は…

トップ校合格レベルまで伸びる生徒さんを指導していると、たまに、自分はそこまで問題が解けるわけではないと感じることがあります。でも、大学入試レベルだとか、中学受験トップ校合格レベルに、「できていない」生徒さんを持っていくことはできます。 どうして、そんなことができるのかというと、それは、「教える」ことに徹しているからです。「教える」というと、学校の授業のように、解説したり、知識を覚えさせたりすることをイメージしてしまいますが、それでは「できる」ようにはなりません。 たとえば、車の教習所では、交通法規などの知識は講義として教えますが、教習所の中や路上運転では、先生が隣に座って、運転操作をモニタリングしながら、「教えて」「できる」ようにします。 マンツーマン指導の良いところは、実は、この「できる」ように指導することが、できることなのです。 もちろん先生が「できる」状態でないといけないのは、前提です。でも、教習所の先生が、いくら運転のお手本を見せて、高速道路を速く走ってみたり、レースにでてみたりしても(笑)、生徒さんは運転が「できる」ようにはなりません。 先生が頑張り所は、、「自分が」赤本を全部解いたり、「自分が」難関校の問題を解けるようになることではなく、生徒さんが「解ける」ように、導くことなのです。 自動車の運転が、「できる」ようになってみると、それほど難しいことではないのと一緒で、国語のテストの読解法もテクニックの組み合わせです。たくさんの問題を修行のようにやるのではなく、読解法を「できる」ようにすることに、注目してみてください。 ]]>

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