子どもの書く文章を誰に読んでもらうかという観点から分類すると、
大まかに
1.日記
2.作文
3.記述試験
に分けられます。
1.の日記は、自分の気持ちを全く自由に書いていくので、文章力はそれほどあがりませんが、
メンタル面では成長が期待できます。
2.の作文は、誰かに読んでもらうことが前提で書くので、読み手を意識することはあっても、
基本的には自由な内容が書けます。
3.入試の文章になると、合格することが目的なので、かなり自由度が限定されます。
作文をたくさん書かないまま、中学受験の作文、記述をやると、
自由に書く経験をスポイルしてしまう恐れがあります。
入試が終わって中学に入学する頃には、面白い文章が書けなくなると、
作文教育に力を入れている私立小の保護者の方に指摘されたことがあります。
作文自体も読み手の大人によっては、いびつな意識を作ってしまうことがあります。
指導者が心しなければいけないところです。
文章力とメンタルな成長を考えると、
作文によって文章力をつけ、日記によってメンタルな成長をうながすという形式がベスト
なのではないかと思い、今の教室のスタイルになっています。
私立小でもそうしたスタイルを取っている話をよく聞きます。
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