うちの旦那さんは、理系の博士を取得していますが、
理系の場合、少なくとも修士課程を卒業しなければ、
その分野でのクリエイティブな活動はできないというのが、持論です。
日本の大学の場合、
文科系の学部は、教育内容が充実していないので、
学部卒だとあまり在学している意味がなく、
文系の修士課程卒で、やっと理系の学部卒ぐらいではないかと言っています。
なので、私と結婚してからも、
「こんな資格も取れないのか、勉強しろ」と、随分はっぱをかけられました。
「本を書け、自分で中心になって動け」と、厳しく言われました。
(専業主婦なのに…)
クリエイティブな仕事によって、
会社でいうと管理職的立場、経営者的な立場で動けるのが、
理系の修士卒。
私の場合、文系の学部卒で、管理的な立場といっても、
女性のチームリーダーぐらいしか経験がないので、
物足りなく感じていたみたいです。
ただ、作文・小論文が自在に書け、読解力も高く、
専門書、一般書を自分の興味で読み漁る力があれば、
文科系の学部にいても、ゼミの先生に目をかけてもらって、
かなり充実した勉強ができるはずです。
大学入試が全入時代になり、大卒の学歴自体の価値は下がっていますが、
どこの大学に入ろうと、大学の先生というのは、それなりの研究成果を持っているので、
自分の才能を育てることは、ある意味、自分次第ということもできるのです。
そのベースを作るのは、家庭教育。
親が主導権を持てるのは、小学生時代。
中学受験も良いですが、もっと大事なことがあります。
いろいろな本を読むようにしたり、
博物館や美術館に行ったりという方法で、
知的好奇心の芽をを育てること。
作文や読解で、国語ベースの思考力を育てることにも、
慣れ親しんでいただきたい年代です。
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