作品発表について

1年ほど前まで、

コース終了時の作品を、ホームページに掲載していました。

子どもたちが作文を発表する場があれば、

張り切って書いてもらえるのではと、

始めたものです。

それに、全員が骨子のある作文を書けるので、

発表しない手はないと思っていたのです。

しかし、それも希望制にし、

とくに希望がないので、今年度はやらないことにしました。

まず、同じ学年の生徒さんと作品をくらべてしまう保護者の方が

いらっしゃったことです。

作文をお子さんに習わせる動機には、

お稽古としてという軽いノリから

苦手なのでなんとかしたいという動機、

今、上手に書けるので、さらに練習させたいという動機の方が

いらっしゃいました。

苦手だからという意識の保護者の方が、

上手だから習っている生徒さんの作品を読むと

精神衛生上、良くなかったようです。

お子さんのことも、つい、否定的に見てしまって、

私もさすがに、これは良くないと思いました。

でも、上手だから習っているというお子さんでも

本になっている小説文のような作文が書けるわけではありません。

まだまだ、上達する余地はいくらでもあるのです。

くらべるとしたら、少し前の自分です。

私はいつも生徒さんをほめているのですが、

それは、進歩しているところを見ているので、

いつもほめる箇所があるからです。

上をみてくらべるとしたら、それこそ、名作と言われる作品です。

お子さんの一つひとつの作文自体が、

成長のあとが見える大事な記録なので、

それを楽しんでいただければよいと思います。

作品発表については、良い方法が見つかったら、

再開させていただきますね。

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