こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。
5月から新規で受け持った中学受験の生徒さんたちのうち、かなりゆっくりの進度だった生徒さんが、ようやく併願校の過去問題で、合格点をたたき出すようになってくれました。
もともと国語に苦手意識のある生徒さんたちでしたが、半分ぐらいはすでに第一志望校の合格者平均点越えが読めている状態です。
すごいスパルタをやっているわけではなく、ストラクチャー・リーディングの基本ができたあとは、すこしずつ問題分のレベルを上げて、過去問題を二つずつ解いて、読解法がうまくできているかチェックしているだけです。
でも、こうして、早めに国語を仕上げておけば、あとは、解法を忘れて点数が下がってきたときに、それを思い出させてあげれば良いので、安心して他教科の対策に臨めるのです。
大学受験の国語も、つくづく早めの対策が得だなぁと思います。5月から始めたある中3の生徒さんは、すでにセンター現代文過去問題の満点が目前です。国語は算数と違って、マスターするべき解法の数が少ないので、さっさと仕上げて、文系の生徒さんは、早慶や東大の対策をすれば良いのです。
理系の生徒さんは特に、国語を後回しにしてしまって、東大を受けられる生徒さんが東工大に、国公立を受けられる生徒さんが私大へと、国語が原因で志望校を下へシフトしてしまうのです。すごくもったいないことです。国語が早く仕上がっていれば、積み上げ型で学校の授業の進度が影響する数学や物理・化学にあとから時間を割くことができるのです。
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拙著「本当の国語力」に書かれている読解法の基本は、大学受験、特にセンター試験、私大評論文で威力を発揮します。高3の秋にあわてて現代文をやるのではなく、早めに対策してくださいね。
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