こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。
漢字の書きとり問題ができるか、できないかの差は、一つ目は使っているテキストの良しあしで決まります。ある大手塾では、熟語をばらばらに覚えていくテキストを使っているために、その塾の生徒さんは漢字が苦手という傾向があります。よいテキストというのは、四谷大塚の「漢字の学習」のように、漢字ごとに、その漢字を使った熟語を覚えていくテキストです。
ただ、これだけではなく、漢字の覚え方のコツというものもあります。
同じ「漢字の学習」を使っていても、書きとり問題だけをやっていると、あまり漢字が得意にはなりません。実は大事なのは、漢字の意味を解説している部分なのです。ここをしっかり読んでいることが、漢字の学習を効率的にしてくれるのです。
漢字を書くときに、文字そのものが書けないということは、あまりありません。「思いだせない」だけなのです。では、あやふやな熟語をどうすれば思いだせるかというと、それは、文脈上の意味から、よく知っている熟語を連想して、わからない漢字を突き止めるのです。
こうして漢字の学習をやり直してもらうと、3ヵ月も経てば、3~4割だった過去問題の漢字の得点率が8割ぐらいまであがります。ドリルが全部終わっていなくても、思い出し方、考え方、覚え方のコツをつかむので、どんどん実力がついていくのです。
- できる子・考える子を育てる 本当の国語力 ~6歳から親子で伸ばす/直井 明子
- ¥1,575
- Amazon.co.jp