先日、あるお母さんが公立新設校の説明会にいってきて、
「公立校だけれど、この学校だけは、設備も教育方針も素晴しい。
受験勉強をさせることなんて考えていなかったけれど、
この学校のためなら、受験を考えたい」
と、すっかり惚れ込んで、連絡をくれました。
しかし、学校説明会というのは、
ある意味、特別な場なのですね。
学校は3年ないし6年間、
そこに来ている保護者のお子さんを教育していくわけです。
学校側としては、少しでも、地頭が良くて、成績優秀で、
手がかからない子がほしい。(笑)
一生懸命営業をするわけです。
すると、油断していった保護者の方は、
イケメンのすごくダンディーな男性に
お付き合いを申込まれたかのような
擬似恋愛的な心理になります。
しかし、入学するのはお子さんで、
そこはハレの場所ではなく、ケ(日常)を過ごす場所。
本当はお子さんと学校との相性が
一番大切になってきます。
税金が潤沢で、すごい設備を誇っている公立校にはいっても
校風があわないために、やめていくケースもあります。
できれば、文化祭や説明会ではなく、
普段の学校に親子で訪れて、学校の空気を感じることが、
受験のリスクを減らしてくれるのではないかと思います。
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