会話文を上手に書くには?(2)

こんにちは。

【脳力さくぶん教室】 の直井です。

会話文が長く書けるようになったら、

次は、「~」のまわりの文を工夫していきます。

例えば、会話文がどのような状況で話されたかを記述する場合、

最低でも、次の3つのパーツが必要になってきます。

① 私は、

② 「おはよう。」

③ と言いました。

① 誰が話したのか

② 何といったのか(会話そのもの)

③ どうしたのか

会話の場面は、生き生きとした場面描写に欠かせないものですが、

①と③で、②をはさむ

という言わば、

サンドイッチ形式

では、自由な表現が難しくなってきます。

そこで、

①と③を通して書き、

② を並行させる

まとめ方

を練習していきます。

そうした形に文を直すと

私は言いました。

「おはよう。」

あるいは、

「おはよう。」

と、私は言いました。

一見、一行減っただけに見えますが、

前後に、会話を続けたり、

他の動作やようすを書き加えようとしたとき、

とても文の自由度があがります。

私は、思い切って声をかけました。

「おはよう。」

「けいちゃん、おはよう。」

振り返って、みかちゃんが答えてくれました。

とか、

「おはよう。」

わたしは、きのう公園で遊んだ友達を見かけたので、

うれしくなって、声をかけました。

と、いった感じです。

会話以外の場面の描写や、

会話の継ぎ目が、

スムーズになるのが、わかりますね。つづく

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