こんにちは。
【脳力さくぶん教室】の直井です。
会話のまわりの文章が詳しく書けるようになったら、
次は、
会話文そのものから、
場面がわかるように、表現を練習していきます。
「明日の天気は、どうなのかしら。」
「大丈夫。天気予報で、晴れだといっていたから。」
と、お母さんが答えました。
この「お母さん」を会話の中にいれると、
「お母さん、明日の天気はどうなのかしら。」
「大丈夫。天気予報で晴れだといっていたから。」
「そう。だったら、かさは荷物に入れなくてもいいかな。」
だれが、○○と言った(答えた)という、
わかりきった状況をスマートに省くことができます。
あるいは、
場面の描写を、会話の中に入れてしまいます。
川のよどみのところで、大きな魚がはねました。
「見て、見て。魚がいるよ。」
と、ぼくは言いました。
「見て、見て。大きな魚が跳ねたよ。」
「あそこのよどみに、魚がいるんだね。」
場面の描写を、会話の中に入れるることで、表現が生き生きしてきます。
人の目を通しているというイメージが、
ストレートに伝わってくるためです。
実際に話していないことを、作文に書くのは、
創作の行きすぎですが、
物語や小説として書かれた文では、いくらでも表現は自由にできます。
物語文では、文章の練習が、よりやり易くなるといえます。
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