こんにちは。 【脳力さくぶん教室】の直井です。
総合的な国語力を底上げするためには、集中的な読み取り方法の練習の他に、
知識や語彙を増やしていくための「読む」作業がかかせません。
小学生に上がってからも読み聞かせを
という記事を書いてきましたが、
読み聞かせだけだと、ジャンルが年齢相当のものになります。
しかし、中学受験(私立も公立も)や、高校、大学受験では、
ハイレベルな文芸作品や、専門書に近い一般書などの内容からも出題されます。
到底、ふだんの読書からは、カバーできない範囲のものが、取り上げられます。
それだけの、表現や論理の展開について行くためには、難読をする力が必要です。
自分の知らない語彙を、文脈から読み取っていく力です。
難読をするための基礎練習としては、問題集の音読がお勧めです。
このとき、なるべく大人がそばについていて、
文脈や語彙のわからないところを解消していくようにします。
音読でつまるところは、意味が読み取れていないところです。
大人の方が教養があるので、高校生ぐらいでも、無理なく教えることができます。
すると、2度目からは、意味を読み取りながら、自分で解釈をしていけるようになります。
この場合でも、集中力がとぎれないように、なるべく音読をつづけていきます。
こうした習慣をつづけていると、難しい文章を読み取る力がつくだけでなく、
出題されるジャンルについての教養ができて、同じような出題内容への対応が早くなります。
また、大学で専攻するようなアカデミックな内容を、先取りして勉強することにもなるので、
将来の学部を選ぶときにも、参考になります。
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