こんにちは。 国語力アップの直井です。
国語力をつけるというと、まず読書と考えてしまいがちですが、
国語力の源泉は、実は生活体験にあります。
自然の中で、友達とのびのび遊ぶという体験ができれば、
勉強はしていなくても、遊ぶことに創意工夫するので、
頭も感情もフル回転しています。
けれども、都会の中には自由に遊べるスペースも乏しく、
下手をすると対人的な危険すらあります。
そんな中で、お金も使わず生活体験を増やせる手段は、
「お手伝い」です。
幼児期に「やらせて~」と言っているときに習慣付ければ、
自然な流れで覚えることができますが、
まだ大人と同じようにはできないので、
やってもらうほうも、あまり気乗りしないのではないでしょうか。
それでも、衣類の管理や片付けなどはできるので、
この時期にしつけておきたいものです。
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もっと、自然に近い体験ともいえるお手伝いは、ずばり「料理」です。
「小さい手でも握れる包丁があれば、料理ができる」というこの本。
包丁で怪我する可能性もあるし、火を使えば火傷もするしで、
料理の手伝いはやってもらうほうも大変です。
こんな小さい時期から、頑張って始める必要もないと思いますが、
「幼児でもできる」ということがわかっていれば、
もう少し上の年代でも、取り組めるはずだというのが、わかります。
中学受験をする場合、4年生ぐらいから、すぐに勉強が逼迫してくるので、
ついつい身の回りのしつけのことすら、後回しになりがちですが、
そこを過ぎるとすぐに反抗期になるので、
お手伝いで生活体験を増やしてあげられる時期というのは、
あっという間に過ぎてしまいます。
今の時期は、大掃除ですね。
掃除の仕方を覚えてもらうだけでなく、不用品の処分の仕方なども含めて、
気持ちよくお正月をむかえる習慣を身につけさせたいものです。
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