読解の生徒さんの保護者の方とお話していて、
あら、と思ったのが、
保護者の方に理系が多い
ということです。
生徒さんたちは、数学的な思考力はよく働くのですが、
どうも国語が苦手という子が多いです。
実は、これは、わたしの思考パターンと同じなんです。
わたしも、もともと理科が好きで、
小中学生の頃には、理系の進路しか考えていませんでした。
それが、中2のときの面談で、
信頼していた男性の担任教師に
「女子は理系に進学しても仕方が無い。」
と言われ、
がっくりしてやる気をなくしてしまったのです。
学年でもトップに近い成績だったので、
ほとんど何の根拠も無く
今だったら、教育委員会に駆け込み~~
みたいな話しですが、
昔のことなので、まかり通っていたんですね。
で、路頭に迷った私は、
高校の時の国語の先生の影響で
外国文学を読み漁り、哲学科に進学することに決めたのでした。
捻くれていたわたしは、
数学はくだらない!
と決め付けていたので、高校に進学してからも
試験の前以外は、まったく勉強せず
数Ⅰを勉強したのは、共通一次試験(今でいうセンター試験)の
直前3日だけでした。
それでも、満点を取りましたよ。
それだけ、地が理系の頭なので、
国語の解き方が理系的なんですね。
もちろん、理系的な解き方で、国語も満点です。
根が文系ではないので、作文教室で文系バリバリの生徒さんには、
「先生は、ボクシングのトレーナー(ミットを持ってパンチを受けるやつ)
みたいなことしかできないですよ。」
と、了解してもらっています。
一応、本は書いていますが、
小説ジャンルで同じレベルのチャンピオン戦は
できないですからね。
でも、根が文系でないから、
作文や読解が、苦手な生徒さんの気持ちがわかるし、
EQが低くてもOKだし(笑)
なんとかする方法を教えられるんですね。
生徒さんも、そう子が引き寄せられるんだなぁと
思った瞬間でした。
]]>