こんにちは。作文・読解プロコーチの直井明子です。
物語文というと、フィーリングで解けるのではないかと思いがちです。
得意、不得意でいうと、説明文より物語文というケースも多いです。
でも、そう言っている本人も、その理由はわかっていません。
そして、説明文が苦手だというレベルだと、
実は物語文も完ぺきに解答できているわけではないのです。
その限界を超えるには、
まず、物語文を「物語」だと、とらえる発想をやめることです。
国語の読解用に切り取られた時点で、
説明文も物語文も筆者本来の趣旨ではなく、
編集者の意図で編集されているのです。
そして、編集者が意図していることは、
気持ちの変化とその理由をきちんと読みとるトレーニングです。
そこに、場面が読めているかという確認が若干入ります。
だから、読解用の物語文というのは、基本的には、
気持ちの説明文
なのです。
フィーリングで解ける部分
すなわちEQ(共感能力)が高度に試される問題というのは、
多くの場合、その中の1問程度に過ぎません。
あとは、
「気持ち」の説明(言いかえ)とその変化の裏付けを探し出す
という問題がほとんどです。
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