こんにちは。作文・読解プロコーチの直井明子です。
作文を習っている2年生の生徒さんから、
「読書感想文の学校代表に選ばれた」という報告をいただきました。
(3年生の生徒さんからも、報告をいただいています。)
この生徒さんは、5~6回の指導で長足の進歩をしたのですが、
作文だけでなく、知らない言葉を調べて記録する「言葉ノート」を自分で作ったり、
社会科の自由研究でも全国コンクールに推薦されたそうです。
作文ではマインドマップのテンプレートを使いますが、
それを参考にして、書き方を習っていないのに
自分でマインドマップを描いて、本の内容を整理しているそうです。
2年生の生徒さんが、こんなに勉強に自発的に取り組むというのは、
不思議に思われるかもしれませんが、
実はこれは作文の効用と言っても過言ではありません。
学校などで習う勉強は、よく「机上の○○」と言われますが、
現実性をあまり感じられないので面白くなく、強制的なものになりがちです。
しかし、作文を書いて、自分が情報の発信者になる体験をすると、
逆に本に書いてあることを、現実の出来事として強く実感することができるのです。
すると本を読んで知識を増やし、言葉を増やすほど、
自分の生きている世界が広がっている感じがするので、
勉強が楽しくて仕方がなくなるのです。
これがさらに進歩すると、自分で新しい知識を生み出すフェーズに入ります。
すると読書は単なる学習ではなく、創造的な知の扉となるのです。
スターシートを使って作文を書くことは、
文章の書き方を学習するツールとしてだけでなく、
手作業で言葉による知をつかみとる実感があります。
言葉とイメージがつながり易いのです。
教材を上手に使ってくれたなぁと、うれしくなりました。
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