お母さんになりきれない人

こんにちは。直井です。

ある教育関係の企画の話を聞いていて、勉強を教える学童保育の話題になりました。実は、私はこうした学童保育で仕事をしていた時期もあったので、こうした学童保育が抱える問題点を知っていました。学童に来る生徒さんというのは、勉強よりも愛情を必要としているというのが、本当のところです。

出産・育児をしていても、お勤めをやめないでフルタイムで働いているお母さんの場合、自分を犠牲にして子供の生物時間に自分を合わせるという体験をしていない方が多いのです。それは、保育園がそうした部分を肩代わりしているからだと思います。それに、日本の企業社会は厳しい競争社会なので、心に余裕が持てないというのも大きな原因です。すると、お子さんはお母さんと一緒にいてもホッとすることがないので、お母さんの顔色をいつもうかがっているのです。

こうした問題点は、専業主婦をやっている人にはすぐにわかります。横浜には放課後に学校で子供をみる制度がありますが、そうしたところでアルバイトをしている先生も、同じことを言っていました。中には、お母さんの顔色をうかがうことを通り越して、精神に異常を抱えているのではというケースもありますが、でも、子供はいいところしか見せないので、お母さんにはいつまでたっても、その心の問題がわからないのです。

仕事をする女性の環境が厳しことは、重々承知しています。仕事を取るか、家庭を取るかというような、次元の違う選択を強いられるのが、日本の社会です。だから敢えて言うと、どんなに立派そうな仕事よりもあなたの子供のほうが大事だ、ということです。会社をやめない女性を責めているのではありません。もっと、賢く生きて欲しいと願っているのです。

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