EQが低くても

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

物語文の読解をやっていると、心情把握につまづくことがあります。すると、生徒さんは、「気持ち」を説明しなさい、という問題で、まったくフリーズして解答できなくなってしまいます。

心情把握ができないのは、共感能力(EQ)が低い、つまり、それまでの人間関係や生活経験、読書体験などが乏しいことが原因です。共感はできなくても、なんとなくスベッてしまったというのは、わかるものなので、生徒さんはショックを受けてしまうのです。大問一つが、まるごとガタガタになることもあります。

以前は、EQが低いと打つ手がないのでは、と思ったこともあるのですが、最近では、かなりリカバリーできるようになりました。心情的な語彙を増やす特別な練習もやりますが、なんと言っても、EQが関連するところは、設問の中でも一部分だからです。

算数でミスするよりも、EQ問題が解けないというのは、悔しいもののようです。そんな経験の中から、心情理解を意識するようになって小説を読むのが好きになる子もいます。EQをどうやって上げるのか、(そもそも測定されていないですし…)という議論は、あまりなされていませんが、生徒さんたちの成長を見ていると、それも練習次第で上げて行けるものなのだと、思います。

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