教えない国語教室?!


今、自由が丘教室の募集の傍ら、並行して読解を教える先生用のカリキュラムを作っています。

直井メソッドで国語のテスト勉強をすると、短期間の志望校対策で合格点が取れたり、偏差値10アップができてしまったりするのですが、それは特殊な例ではなく、誰でも身に着けられるスキルとして、国語の読解を学んでいるためです。

今作っているカリキュラムは、ベーステキストの解法解説ですが、その解法は、そのテキストに元から付いている解説とは全く別物です。

多くの国語のテキストというのは、「この文は『理由』を表しているから、選択する接続詞は理由の接続詞だ」というような解説が行われています。それは、単なるトートロジーです。いや、同義反復とすら言えない、同語反復です。つまり、「理由だから理由だって言うんだよ!」という文章です。あまり、解説文の解説を書くと、ネガティブになりすぎるので、このくらいの例にとどめますが、要は解説を読んでも、問題が解けるようにはならないということです。 一方、わたしが生徒さんに教えるときにやっているのは、答えを教えることでもなく、解説をすることでもなく、自分で考えてもらうことです。「解法パターン」は教えていますが、まず、どの解法を用いるのか考えてもらいます。それから、その解法をあてはめて、順を追って考えてもらいます。そして、自力で答えが導けるようにします。 上位校の良問は、解法通りに解くと正解になるように作られています。だから最終的には偏差値ではなく、過去問題の得点を信じるようにしています。メソッドを使って過去問を解けるようになった生徒さんが、模試の偏差値以上の学校でも、合格点を安定して取れるのは、そのためです。 そして、お気づきでしょうが、これは決まった方法を決まったやり方で教えるという教え方なので、私以外の人が同じことをしても、同じように再現して教えることができるのです。今、カリキュラムの勉強をしている方たちが、「これならできる!」ということなので、教える先生が増えることが、とても楽しみです。
]]>

体験授業・個別相談の申込はこちら
体験授業・個別相談の申込はこちら