偏差値が足りないなら過去問題分析が必要

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

本の初稿が書き終わったので、ここ一週間、毎日体験授業とコンサルティングをしています。6年生で中学受験対策に来られる方は、国語の成績で悩んで見えている方が多いのですが、偏差値では測れないベースの国語力を見させていただいて、それと志望校の合格点との距離を考えて、学習計画を含めたお話をしています。

偏差値55~60を少し超えるぐらいの学校が志望校で、偏差値が足りないという場合、そもそも偏差値が足りないのですから、このまま同じパターンで勉強して行くと、入試は厳しくなるに決まっています。偏差値は相対評価で、みんな同じように努力をするのなら、そこから上に行くのはそれを上回って努力するか、やり方を変えないといけないのです。

よくありがちなのが、そこで勉強時間だとか、塾の講習を増やすことです。これは、大抵の場合、成績が上がるのではなく、勉強の効率が悪くなって、成績が下がったり、体調を崩すという結果になります。

しかし、過去問題を分析してみれば、どのくらいの難度のどのジャンルの問題を解けるようになれば合格点になるという計算ができるので、その勉強に集中してやればよいだけなのです。そうすると、それ以外の難問を解くというのが、ムダだというのがわかります。偏差値が足りない場合は、偏差値という終わりのないデータに振り回されず、志望校の合格点をどう超えるかという戦略に集中した方が勝算が上がるのです。御三家と言われるようなトップ校以外は、効果的な対策の積み上げでなんとかなることが多いのです。そのジャンルの勉強が得意でないということは、残念ながらもう結果としてわかっていることなので、だったら同じ愚を繰り返さないことです。苦手でたくさんできないのですから、できることだけを集中して攻略するのです。

]]>

体験授業・個別相談の申込はこちら
体験授業・個別相談の申込はこちら