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国語力ピラミッド 第4層 音読・抜き書き・暗唱~文章のストックを増やして表現力をつける~

「漢字」が古代中国の「漢」の国の字である事実を表すように、「書き言葉」の国語の勉強は一面、中国語を勉強することでもあります。よって、英単語を覚えるのと同じように、漢字や熟語をしっかり覚えていかなくてはなりません。例えば、漢字の「木」。「き」とも「もく」とも読みます。訓読みと音読みと言われるものです。訓読みは元の日本語にある音なので、感覚的に理解できる言葉。しかし、音読みは中国語に由来するので、音から伝わる意味がよくわからないのです。

この第3層は、古来より日本文化に取り入れられてきた、歴史ある中国語に習熟することと、言い変えても過言ではありません。あらゆる事象には出発点となる、黎明期(生まれたての時期)が存在します。今ではすっかり無意識に接している者でも、それが登場した背景と意義を知ることは、基礎体力を十分身に付ける上でとても大切。基礎から応用への「ウォーミング・アップ」とも言えます。

そうして頭を切り替えてみれば、漢字の習得が一筋縄ではいかない、本腰を入れて取り組むべき現実がよく見えてきます。漢字検定が盛んになっているのは、とても良い傾向です。漢字ごとに熟語を覚えていけば、派生的に熟語を覚えていくことができるからです。

「木」を使った熟語には「木炭」「材木」「木造」などがあります。これら三つの熟語と意味を一度に覚えれば、熟語の意味がよくわかります。「木」という字を覚える労力は三分の一になるわけです。約2000字の常用漢字に対して、その何倍もの熟語があります。漢字の学習方法に気を付けないと、子どもたちは熟語をバラバラに覚えて、大変な苦労をすることになります。こうした漢字の学習方法の間違いが、国語嫌いや活字離れの原因になっているのです。

本を読んで知らない言葉を辞書で覚えれば、語彙は自然に増えていきます。あえて漢字や語彙を覚えるのは、それを「使える」語彙にするためでもあります。英単語を覚えるように、文脈で語彙を増やしていきましょう。そうすれば意味も自然に覚えられます。そして自分が文章を書く時、すぐに思い浮かべられて、使いやすくなるのです。大人になってから、「書くこと」へ苦手意識を持たないためにも、「使える」語彙を増やすことが必要。親子における勉強でも触れましたが、会話はその有効な方法の一つです。身の回りには、手軽にできるトレーニング手法が数多くあることに少しでも早く気が付いてほしいと思います。

小学生までは脳の発達上で見てみると、母語(思考に使う言語)を獲得する時期。言葉を豊かにするための黄金期です。特に抽象的な思考力が高まる10歳頃から中学生ぐらいまでの間に、難しい言葉をたくさん覚えて使えるようにした方が良いのです。ハイレベルな文章を書いている大人は、この時期までに難しい文章を勉強しています。社会や理科で詰め込んだ知識は、覚えても忘れてしまって、役に立たないことがあります。しかし、国語の知識は詰め込みで覚えても忘れないし、必ずあとで役に立つものです。

語彙が増えることで思考が緻密かつ正確になり、高度化が進んでいきます。たくさん覚えて、それを使えるようになるほど「頭が良くなる」ことを意味します。国語の語彙の勉強に限って言えば、詰め込みは「良い」ことなのです。

 

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